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  日本青少年育成協会とは
平成29年度(2017年3月〜2018年2月)

一般社団法人日本青少年育成協会 活動方針 平成29年度

人が育つ風と土
〜風土という目に見えない存在が及ぼすもの〜

組織の風土は、短期間に醸成できるものではありません。長年信念を持ち続け、伝え続け、そこに実践が伴い、さらに個ではなく組織化されてはじめて風土化されていくものだと信じております。

会社であれば社風、学校であれば校風が培われていきますが、この風土というものは、目に見えないものだけに、誰かの力でコントロールできるものではありません。そこにかかわる多くの方々の意識や無意識が育むものなのです。

特に我々社団法人の活動は、職員を除き、基本ボランティアで成り立っていますから、より風土づくりを大切にする必要性を感じております。自ら湧き上がってくるエネルギー、いわゆる自発的かつ主体性をもった活動が繰り広げられる土壌が必要なのです。
我が社団のミッションを遂行していくうえでも、このエネルギーの源泉を見失わないようにしていくことこそ、社団の在りようと考えております。

今日の日本青少年育成協会の活動において、良き風と良き土壌によって培われた2つの取り組みをご紹介したいと思います。

一つは指導者育成委員会の主催による、教育コーチングをベースとした『アクティブラーニング実践フォーラム2016』です。
このイベントで感じたことは、3点

  1. 参加者の幅が拡大したこと
    かつて塾関係者が大半であったこの活動は、学校教諭の方の参加が目立つようになりました。また私立公立を問わず教育現場での実践報告は、際立っていました。
  2. 教育コーチングの課題がアクティブラーニングとの融合でクリアできた
    今までは、「個と個」のかかわりでの成果が多く、「個と集団」のかかわりでの成果が課題でした。ところがこの融合により、課題が克服できただけではなく、教育コーチングそのものの存在意義が明らかになりました。
  3. イベントの裏方を支えるスタッフが全員ボランティアであること
    これは第1回目から一貫してきていることですが、コーチング事業部が創り上げた風土かもしれません。教育コーチングで学びを深めて来た結果、自分自身の内面と向き合い、本当にやりたいことに触れ、積極的に取り組んでいただけたようです。

二つ目は、HSK日本実施委員会の取り組みとイベントです。

  1. 受検者の7年連続増加
    各世代で担当してくださった理事の皆さまの努力が継承され成し得たもので、自分の生業を持ちながらご尽力いただいたことに感謝いたします。
  2. 第一回 HSK(留学転職)フェア開催
    一昨年10月の北京訪問がきっかけで企画したイベントで、オール日青協で取り組んでまいりました。
    企画の根本である、試験会場は単に試験を受けにくる場ではなく、受験者が未来を見すえる場であり、出会いの場であるという考え方が花開きました。
    各省庁からの後援 外務省 文科省 厚労省 経産省 観光庁
    参加大学19 参加企業17 協賛企業3
    のご協力により、参加者、出展者双方から高い評価を頂きました。
  3. その背景(1,2)を支えたのは監督官の成長
    監督官にとってHSK試験会場は、国際交流の場であり、教育の場であり、成長を確認する場であると位置づけてきた結果、受検生の増加またイベントの成功を成し得たと思っております。
    厳しい日中関係の中でも、若者たちの民間レベルでの交流、また試験会場という緊張の中での交流を可能にしました。6年間切磋琢磨した結果、さまざま可能性が広がってきております。

この二つのイベントに代表されるように、日本青少年育成協会のミッションを見失わず、教育情勢の変化、国際情勢の変化に左右されず、活動し続けた結果、独自の風土が創られつつあります。
平成29年度はこの二つのイベントにさらに磨きをかけ、これに続くイベントを創出できるよう努力して参ります。