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■社団の在り方
私は社団というものは、『オープン（みんなで共有できる環境・知恵が出し合える環境）で、
前向き（自発的）な実働・実践のある組織』で在るべきと考えています。
そのような組織の在り方が構築されてはじめて、パワフルで継続的な社会（地球）貢献が
実践されていくものと考えます。その意味で平成25年の活動は、その在り方・在りように、一歩近づけた一年であったと感じています。
■25年度を振り返って
そんな前進を感じる主だった３つの印象的な事例を挙げます。
1．指導者育成委員会主催の『全国教育コーチングフェスティバル』
2．チャリティ企画（環境教育も含む）委員会の『じゃぶじゃぶ池』設立支援
3．ＨＳＫ試験の受験者数増加（21,359名前年比135％）
まず、昨年10月に行われた、第三回目の「全国教育コーチングフェスティバル」は、一言で
表現すると、「内容がよく練られたイベント」という実感を抱きました。回数を重ねるたびに
質・量ともに向上し、参加者226名の100％が満足という結果に大変感銘をうけました。
参加者も国内の北は北海道から南は鹿児島、また今回は、韓国・中国からも学びを深めるため
に集われました。
胸を張りたいのは、このイベントの企画から運営まで、すべてボランティアで行われていると
いう点です。日ごろは、学校や学習塾に所属されている全国の認定コーチの皆様が、寸暇を惜
しんで全国のコーチ仲間と情報交換・情報共有して、企画・運営に携わられたイベントです。
まさに知恵を出し合い自発的な活動が実現しています。
皆様の高い志を感じるとともに、今後の教育コーチングそのものの運動の輪が大きくなっていく
期待がもてたイベントでした。
次に、チャリティ企画委員会では被災地支援を通して、福島の南相馬市の復興活動を支援させて
いただきました。
この活動は、通称『じゃぶじゃぶ池』（子どもたちが安心して水遊びできるプール）建設支援と
いって、チャリティ企画委員会から自発的にあがってきた企画です。
ただ単に現地に資金を提供するだけではなく、現地に二回足を運び、現地の皆様との交流
（南相馬市の市民活動の皆様、相馬市市長）を通して
●実態（本当に必要なもの）
●復興のコンセプト（教育的な支援に結びつくか）
を把握した上で支援を推進しました。支援する我々も、子どもたちへの環境教育という面では、
学ぶことが多くあり、実りある活動となりました。
※『じゃぶじゃぶ池』とは、福島県南相馬市の市民活動を行う13団体で構成される協動体
「みんな共和国」が主導で建設された噴水がある浅めのプールで、南相馬の子どもたちが、
安心して水遊びできる場を考案し、寄付を呼びかけ、昨年7月に建設完了した。
最後に、ＨＳＫ実施委員会の活動です。
日中関係も逆風が吹き荒れる厳しい中、着実に受験者の増加が実現しています。
その要因は、平石委員長代行を中心とする、受験者拡大の起動力あるプロジェクトチームの
活躍に因るものです。
| 実績は |
2010年 受験者 6,969名
2011年 受験者 9,790名
2012年 受験者 15,801名
2013年 受験者 21,359名
（前年比135%） |
この実績の背景には、�螢好廛螢奪�ス様からのプロモーション全般の金銭的支援とＨＳＫ選任社員の
人材支援が存在することを忘れてはいけません。
以上の活動以外にも前向き（自発的）というコンセプトから、自発的に参加される会員も増えて
きました。指導者育成委員会はもとより、チャリティ企画やスポーツ委員会も新しい動きが出て
きております。
このように新しい息吹が湧き上がる場も、常任理事会を中心とする理事会参加率の高まりを抜きには
考えられません。冒頭の私の想いが、浸透してきた結果だと感じております。
■最後に
このように日青協に所属し、自発的活動に参加・協力していくことで、社会貢献の一端を担っている
という実感をもっていただくこと、さらに皆様の会社に所属される方（顧客・社員・家族）にも、
それを感じていただくことが、会員への真の還元だと思っております。
平成26年度には、この「真の還元」を会員の皆様と共に追求する一年にしていきたいと思っております。
会長 増澤 空 |
